ブライダルフェアとは、「ぜひうちの式場で結婚式を挙げてくださいね〜!」っていう、いわばPRのためのイベント。
試食会でおいしいご飯を食べて、ウエディングドレスを着て楽しんでもらって、その結婚式場の魅力をアピールするためにあります。
もちろん最終的には契約してほしいので、プランナーさん、もしくは営業担当さんからプランの説明を受けたり、見積りを出されます。
こちらは理想の結婚式場探し、向こうはお客様探しが目的なので、営業トークがあったから悪い式場!ということではありません。
むしろ、見積りを出してもらったり色々お話しないと検討材料がありませんから、営業してもらうのも大切です。
注意しなければいけないのが、
執拗に
「今日中に契約するとお得ですよ!」
「仮申し込みだけでも今日中にしてください!!」
という営業があった場合。
強引な営業に根負けして契約してしまい、後々後悔するカップルが少なくありません。
もちろん当日契約特典がすべて悪い、ということではありません。
ただブライダルフェア当日に”半ば無理やり”契約して、トラブルがあることも事実。
実際にどのようなトラブルがあったのか、ブライダルフェアに行く前に知識として頭に入れておきましょう。
ブライダルフェアに行く前に、必ず読んでくださいね。
結婚式場で契約トラブル多発?! 実際の事例から学ぼう
2015年11月に、国民生活センターが発表した資料が大変参考になるのでご紹介します。
全国の消費生活センター等には「結婚式」をめぐる消費者トラブルは、過去5年間毎年1,000件以上寄せられており、昨年度も 1,600 件を超えています 。具体的なトラブル内容としては「申込金が返金されない」等、契約段階でのトラブルや、契約後の打ち合わせ段階、そして、「担当者の手違いで当日の料理が打ち合わせと違った」等、結婚式当日のトラブルに関する相談などさまざまな場面のものがあります。中でも多いのは、「契約・解約」に関する相談で、全体の9割近くを占めています。
引用元:「トラブルになってからでは遅い!結婚式トラブルへの備えとは―「キャンセル料」「打合せ不足」に関するトラブルが後を絶ちません―」(国民生活センター,PDF)
※太字は筆者によるもの
さらに、こんな事例が紹介されています。
ちょっと長いのですが、とっても参考になる事例なのでぜひ全文読んでみてください。
(1)強引な勧誘、申込金が返還されなかった事例
【事例1】長時間の勧誘を受け契約。翌日キャンセルを伝えたのに、「内金」が返金されない
結婚式場の説明を受けに 2 人で出向いた。
結婚式場の説明を聞くのは初めてであることに加え、約 5 時間もの説明を聞いて疲れたところで、「今日中の契約ならこの金額だが、明日以降になると100 万円は高くなる」と言われた。冷静な判断ができず、言われるがまま契約して、内金 20 万円を支払い帰宅した。翌日になって、契約を焦ってしまったのではないかと後悔し、夕方頃式場にキャンセルを伝えた。担当者からは「内金は返金できない」などと言われたが、契約時に口頭でのそのよう説明は受けていない。
契約書面は渡されたがキャンセル規定は確認していなかった。
契約の翌日にキャンセルを伝えているので、内金を返金して欲しい。
(30 歳代、女性、無職、神奈川県、2015 年 6 月受付)(2)契約直後のキャンセル料に関するトラブル
【事例2】契約成立の時期や解約料に関する説明がなかった
2 カ月前、ウエディング会社の店舗に出向いた。内金 5 万円を支払う際「キャンセルの場合は返金する。まだ正式な契約ではない」と口頭で説明された。2週間前に衣装合わせに出向き、衣装の申込書にサインした。その後、家庭の事情で、3日前に電話でキャンセルを申し出たら、「ウエディング費用 42 万円と衣装代 45 万円の契約だが、現時点のキャンセルだと衣装代の半額のキャンセル料が発生する」と言われた。
正式な申し込みはしていないと主張したが、「申し込み後に何らかの書類にサインをすると正式契約となる」と言われた。そのような説明はなく、突然請求されたキャンセル料に納得できない。(30 歳代、男性、給与生活者、埼玉県、2015 年 4 月受付)
引用元:「トラブルになってからでは遅い!結婚式トラブルへの備えとは―「キャンセル料」「打合せ不足」に関するトラブルが後を絶ちません―」(国民生活センター,PDF)
*太字は筆者によるもの
トラブルのポイント
- 疲れて冷静でない状態で契約した
- 返金・キャンセル規定を確認していない
- 契約成立の要件が明らかでない
結婚式場の契約トラブル防止のためにできること
しかし残念ながら、高額なキャンセル料を請求されたり、説明なしに内金が返還されないケースは後を絶ちません。
すてきな結婚式の思い出の中に残念な出来事が残ってしまわないように、また、あなたたちも結婚式場もトラブルで嫌な思いをすることのないように、しっかり知識をつけておきましょう。
ポイント
- 絶対にココがいいと思わない結婚式場は即日契約しない
- お金の支払い時は「何に」支払うのか、支払いにより本契約となるのか確認する
- キャンセル料などの規定を確認する
絶対にココがいい!と思わない結婚式場は即日契約しない
ブライダルフェアを何件か回っていると、必ず一か所は当日契約・仮契約で割引・または特典がつくという式場があると思います。
全て見学して、お話も聞いて、絶対ここがいい!という場合以外はどんなに急かされてもその場で契約しないようにしましょう。
さらに未経験のことでわからない点も多いため、あとから「もっといい式場があったなぁ」と思う可能性もあります。
よっぽど気に入った場合以外は、一度家に持ち帰って検討するのが無難です。
また、1人じゃ断りづらい方は、パートナーや親御さんなど、誰かと一緒に参加するのもオススメですよ!
お金を支払う時には、必ず【何に対して払うのか】【契約成立時期】を確認する
ブラダイダルフェアに参加してそのまま式場を押さえるためなどのためにお金を払う時には、必ず何に対するお金なのかを確認しましょう。
- 今から払うお金は、何のために払うものなのか
- 正式に契約が成立するのはどのタイミングなのか
を必ず確認しましょう。
先ほどご紹介した契約トラブル事例2でも、「新郎新婦はまだ契約が成立していないと思っていたのに、式場のルールだとすでに本契約が成立している」、という認識の相違がありました。
キャンセル料の発生時期・金額・内訳の確認
契約成立時期などについて確認ができたら、キャンセル料についても確認しておきましょう。
- どの時点でキャンセル料が発生するのか
- キャンセル料はどういう明細でいくらかかるのか
この2点を確認して、納得した上での契約をしましょう。
契約書に署名・押印をする前にも、キャンセル規定が契約書に明記されていることと、説明と相違ないことを確認してください。
説明で「キャンセル料は30日前から発生します」と言われても、契約書に60日前から発生する、と記載されていたら、あなたが証明・捺印した契約書の方が有効となります。
契約書類の約款をきちんと読んでから、契約するようにしましょう。
良好な関係を築くことが最大のトラブル防止策
プランナーさんも人間です。
「これってキャンセル料はとられるんですか?」
「いつごろ本契約になるのか、ちゃんと説明してください。」
など、高圧的な態度で確認をしてしまうのが一番ダメ。
相手に「この人たちに信用されていないんだな」と思わせてしまったら、どんな結婚式場でもうまくいきません。
あなたも、仕事の取引先からいきなり高圧的な態度をとられたら、「ここの会社とは積極的なお付き合いは控えよう」と思いませんか?
結婚式成功のためのコツは、プランナーさんとの良好な関係がとっても大切です。
「この2人の理想の結婚式を叶えたい!」と思ってもらえるくらいに、いい関係が築けたら理想ですね。
それでも結婚式契約トラブルが起こってしまった時は
色々と確認をしたけどそれでもトラブルになってしまい、自分たちだけでは解決できそうにないという場合には、消費生活センターに相談しましょう。
消費者ホットライン(局番なしの”188")に電話するか、お住いの地域の消費生活センターで相談に乗ってもらえますよ!
詳しくは国民生活センターのホームページをご覧ください。
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
このような知識を頭にいれておくことで、いざという時の備えになりますよ♩
結婚式場はブライダルフェアをいくつか回って決めるのが正解
この記事でご紹介した結婚式場との契約トラブルは、焦って申し込んでしまい後からキャンセルした時に起こったものが多くあります。
このようなことにならないためにも、結婚式場は十分に吟味してから選ぶのが正解です!
はじめての結婚式だと、知識がほぼゼロの状態。
いろいろな結婚式場を回ることで、はじめて見えてくるものもあります。
実際4か所のブライダルフェアに行ってみて、それだけじゃないことが3件目あたりでわかってきました。
ていねいに見えたスタッフさんの対応も、他と比べたら実はイマイチだった。
披露宴会場の内装はステキだけど、通路や待ちスペースがとても狭く招待客に不親切。
などなど、比べることで見えてくる結婚式場の良さ・悪さがあります。
ブライダルフェアって毎回面談があるし、ちょっと大変な部分はあります。
でも後悔しないために、少なくとも2か所は行って比較するのがオススメですよ!
ブライダルフェアの申し込みは商品券がもらえるサイトからがオススメ!
せっかくいくつか回るので、ブライダルフェアに行くだけで商品券がもらえるキャンペーンに申し込みましょう!
【Hanayume(ハナユメ)】挙式費用が安くなる!おトクなハナユメ割が魅力
ポイント
- ハナユメ割対象プランは100万円以上おトクになることも?!
- ハナユメ経由のブライダルフェア申し込みで、料理やドレスのランクアップ特典も
- 理想の挙式スタイルから探せる、イメージ検索が探しやすい
※ハナユメから式場見学を予約し成約することが条件です。
※式場、日時、人数によっては、割引額が100万円より下回る場合もあります。
※一部の結婚式場はハナユメ割対象外です
2016年11月、すぐ婚naviからリニューアルしたのがHanayume(ハナユメ)。
ブライダルフェア・結婚式場の検索・予約サービスです。ローラちゃんのCMでおなじみですね!
条件が合えば、割引を受けることができます!
挙式まで半年以内、大安ではない日取りなど、結婚式場の予約に余裕がある時期が主な割引対象。
ランクが落ちるから割引、ということではないのが安心です!
結婚式場によっては、割引に加えて料理やドレスをランクアップしてくれるところも。
ハナユメ割を受けるには、ハナユメ経由でブライダルフェアを申し込むだけ!
かんたんなのも助かります。
ハナユメ割の条件は、結婚式場によって違います。
条件に合うかどうか、一度チェックしてみるのがオススメです!
【マイナビウエディング】高額キャンペーン&探しやすさがステキ!
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ゼクシィの同様のキャンペーンよりも、金額が高いことが多いんです!
欠点は、対応エリアがゼクシィよりも少ないこと。
とはいっても、以前は関東だけだったのが21都道府県まで広がりました!
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【ゼクシィ】式場掲載数トップクラス!日本全国カバーの最大手
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47都道府県に加えて国内・海外リゾートも対応しているから、きっと好みの結婚式場が見つかりますよ!
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